悪性腫瘍治療後の合併症

悪性腫瘍治療後の合併症

 

悪性腫瘍に対する骨盤内手術のあとには、「リンパ嚢腫」と呼ばれるリンパがたまった袋ができることがあります。

 

手術直後からむくんでいるときには、この嚢腫を合併している可能性を考えなくてはなりません。

 

患者さんのなかには、巨大な嚢腫が静脈を圧迫し静脈血栓症を引き起こす方もあるので、腹部超音波検査などによって嚢腫の有無を確認しておく必要があります。

 

子宮がんや卵巣がんなど婦入科手術のあとには、しばしば排尿障害もみられます。

 

自己導尿する患者さんもいますが、自己導尿すると膀胱のはたらきが悪くなって、膀胱の中に細菌が繁殖しやすくなります。

 

一部の蜂高織炎では、膀胱の中の細菌が血液内に入り、患肢に炎症が起こるきっかけになることも考えられます。

 

ともに十分な注意が必要です。

 

また、手術のときの操作や放射線治療により、骨盤の中が硬くなることがあります。

 

こうした患者さんでは、尿管が狭くなって尿が膀胱に流れにくくなり、腎臓に尿がたまった状態(水腎症)を合併したり、静脈が狭くなった状態がみられることもあります。

 

そのほか、放射線治療後の合併症として、放射線を当てた部分の皮膚が硬化したり、放射線性膀胱炎(血尿がつづく)、放射線性腸炎(慢性的な下痢や便秘をくり返す)腸閉塞(使やガスが出なくなる)、膀胱腔渡(尿が膀胱から腔に流れ出す)などが見られる場合があります。

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