栄養の問題

細胞内外の水分の濃度がカギ

 

夜、ラーメンやファストフード、スナック菓子を食べると、翌朝むくんでしまうという人は多いのでは?

 

むくみは、細胞と糾胞のあいだに組織間液という水分かたまってしまった状態をいいます。

 

組織間液が細胞のあいだにたまるときには、浸透圧という作用が働きます。

 

浸透圧とは、濃度の違ウ水分どうしが膜を超えて行き来するときに、濃度の薄い水分が濃い水分に引っ恨られる作用をいいます。

 

つまり、細胞の外にある組織間液の濃度が濃いと、細胞内にあるべき水分が、細胞と細胞のあいたに引っ張られて、そこにたまってしまうということです。

 

この水分の濃度は、私たちが食べたりのんだりした栄養成分によって、かわってきます。

 

ファストフードは、塩分が多く、ビタミンや微量栄養素、良質なたんぱく質をほとんど含んでいません。

 

逆にいうと、むくみをひきおこす要素をすべてもっています。

 

 

 

塩分のとりすぎで水がたまって、むくむ

 

一番問題なのはナトリウムとカリウムのバランスです。

 

ナトリウムは塩、カリウムはパセリやにんじんなどにたくさん含まれる微量栄養素です。

 

細胞の内側にはカリウムが多めの細胞内液、外側(細胞と細胞のあいだ)にはナトリウムが多めの組織間液があって、細咆膜をへだてて、通常はバランスを保っています。

 

ところが、塩分をとりすぎてしまうと、組織間液のナトリウムの濃度が高くなります。

 

カリウムとのバランスが崩れて、細胞内膜が細胞の外ににじみ出て、むくみの原因となってしまうのです。

 

このバランスを戻すには、ナトリウムを少なくして、カリウムを増やすことです。

 

つまり、塩分の含まれていない水分をどんどんとって、体内のナトリウムを薄めて、尿として排出します。

 

同時に、カリウムを補って、細胞内に水分を呼び戻すことが必要です。

 

 

低たんぱくだと血管から水分不足

 

次に重要なのがたんぱく質です。

 

たんぱく質は血液や筋肉など、からだの基礎をつくるのに欠かせない栄養素です。

 

肉類、魚類、乳製品、大豆製品などに含まれています。

 

たんぱく質も組織間液の浸透圧に影響しています。

 

野菜ばかり食べていたり、無理なダイエットをして、たんぱく質をとらずにいると、血液中のたんぱく質が少なくなり、低たんぱく血症になってしまいます。

 

血液が低たんぱくになると。血管のなかに水分(血漿)をキープできなくなります。

 

血管の壁を通じて、細砲と細胞のあいたに水分がにじ出てみ、組織間液が増えてしまって、むくむのです。

 

また、腎臓でナトリウムを回収して排出するときにも、低たんぱくの血液だとナトリウムの処理ができなくなるため、これもむくみの原因になります。

 

 

ビタミンB!不足は代謝が落ち、むくむ

 

もうひとつ問題なのが、ビタミンB1不足です。

 

ビタミンB1は代謝にかかわるビタミンで、食べものを体内でエネルギーに変換するときに大量に消費されます。

 

ビタミンB1が不足すると、代謝ができなくなります。

 

代謝ができなくなると、細胞に栄養を届け、老廃物を回収することもできません。

 

その結果、栄養や老廃物の運び役である組織間液が細胞の外にたまって、むくみをひきおこすことになります。

 

ビタミンB1は、たとえば玄米や黒砂糖など精製されていない食品には豊富ですが、白米や白砂糖など精製された食品からは失われてしまっています。

 

スナック東子やファストフードにもビタミンB1は入っていません。

 

そればかりか、これらをエネルギーに変換するための変換係としてしっかり補給しておかないとビタミンB1欠乏症になってしまいます。

 

とにかく、むくみを引きおこさないようにするには、塩分を控えて、カリウム、タンパク質、ビタミンB1をしっかり摂ることです。

 

日頃からバランスのよい食生活で細胞自体を元気にしていくことが、むくみにくい身体をつくる一番のポイントなのです。

 

 

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