こんなときは要注意

こんなときは要注意!

 

病気が疑われる「むくみ」とは

 

「長時間のデスクワークで、夕方になるとパンプスがきつい」「帰宅して靴下を脱ぐと、あとがくっきりついている、といった経験を、多くの人がお持ちでしょう。

 

こうした脚のむくみの多くは一時的なもので、一晩侵ると自然に治まることが多いのではないでしょうか。

 

このようなむくみは健康な人でも起こるものであり、あまり心配はいりません。

 

では、どのようなむくみに、注意が必要なのでしょうか?

 

 

病気がひそんている可能性があるむくみのチェックポイントとは。

 

1>脚だけでなく、顔や手など全身がむくんでいる場合

 

全身にむくみが起こる場合には、心臓や腎臓、肝臓などの病気かひそんでいることがあります。

 

 

●心臓の病気

 

心不全など心臓の機能が低下している場合、心臓がポンプの役割を果たせなくなります。

 

血液を送り出す力と引き上げる力が弱くなるため、心臓から遠い脚などでむくみが起こります。

 

寝たきりの人は、背中にむくみがあらわれます。むくみのほかに、息切れや動悸などの症状も見られます。

 

 

●腎臓の病気

 

腎不全などにより腎臓の機能が低下すると、水分を尿としてうまく排出できなくなり、むくみやすくなります。

 

腎臓障害の場合には、まぶたや顔にもむくみが起こることが少なくありません。

 

尿の中に大童のたんぱく質が出るネフロしゼ症候群では、顔や手足など全身にひどいむくみが起こる場合があります。

 

尿の量の変動や食欲不振などの症状も見られます。

 

 

●肝臓の病気

 

肝硬変は。むくみを起こす代表的な病気です。
肝臓の病気でたんぱく質を合成する機能が低下すると、血液中のたんぱく質の湿度が低くなります。
たんぱく質は水分を引きつける性質がありますので、たんぱく質の濃度が低くなると、血管内から水分が出て皮下組織にたまリ。全身にむくみを引き起こします。

 

 

 

2>片脚だけがむくんでいる。左右非対称である場合

 

片脚だけにむくみが起こるときや、左右の脚のむくみに大きな差かおるときには、何らかの病気がひそんでいる可能性が高くなります。

 

一晩寝ても治らない場合は放置せずに、一度、専門の医療機関に診てもらいましょう。

 

片脚だけがむくむ原因として多いのは、静脈やリンパの流れが悪くなる病気です。

 

 

 

●下肢静脈瘤

 

脚の静脈には、血液の逆流を防ぐ弁があります。

 

下肢静脈瘤は、この弁が正しく閉じなくなり、血液が脚先のほうへ逆流し、静脈が膨らんでしまうことによって起こる病気です。

 

片方の脚だけにむくみがある場合や、むくみのある脚の血管がボコボコ膨らんでいる、血管が浮き出て見える場合は、下肢静脈瘤の可能性を疑いましよう。

 

このほか、脚が重い、だるい、かゆい、寝ているときに脚がつるなどの症状もあります。

 

 

●深部静脈血栓症/肺塞栓症

 

長時間、脚を動かさずに同じ姿勢でいることで、脚の深いところにある太い静脈(深部静脈)に血のかたまり(血栓)ができる病気です。

 

血栓ができた脚が赤紫色に腫れ上がり、痛みなどの症状が出ます。

 

このような症状が発生したら、急いで医療機関を受診する必要があります。

 

なぜなら、脚にてきた血栓が血流に乗って肺に流れ、肺の血菅に詰まると、胸痛や呼吸困難、失神などを引き起こし、大変危険な状態になるからです。

 

飛行機の中で脚に深部静脈血栓症が起こり、肺塞栓症を起こすものが、いわゆるエコノミークラス症候群です。

 

飛行機だけでなく、バスや電車などの乗り物に乗っているときや寝たきりで、長時間、脚を動かさずにじっとしている場合にも、血栓ができやすくなるので注意が必要です。

 

 

参照;静脈性浮腫

 

 

●リンパ浮腫

 

体の中には、動脈、静脈のほかに、「リンパ管」という管があります。

 

このリンパ菅の流れが悪くなると、たんぱく質や水分などが皮下組織にたまり、むくみが起こります。

 

リンパ浮腫のほとんどは、子宮がんや卵巣がん手術でリンパ節をとリ除くことによって、リンパの流れが悪くなることが原因です。乳がんの手術後には、腕にむくみが起こることもあります。
ちなみに、浮腫とはむくみのことです。

 

リンパ浮腫の場合、ほとんどが片足にむくみが起こります。

 

軽度の場合は、むくんだ部分を指で押すとへこみ、あとが残ります。

 

むくみが進行すると皮膚が乾燥して硬くなる、関節が曲げにくくなるなどの症状があらわれます。

 

参照リンパ浮腫

 

 

3>朝から夕方にかけて、体重が1・5s以上増加している場合

 

朝と夕方の体重差が1・5s以上ある場合は、「特発性浮腫」の可能性があります。

 

 

●特発性浮腫

 

特発性浮腫とは、特別な原因がないのにむくみ(浮腫)が起こる病気で、女性に多く見られます。

 

長時間立った状態でいると夕方にむくみが起こり、朝に比べて体重が1.5kg以上増えるという、特徴的な症状があります。
むくみは、翌朝にはよくなるのか一般的。
ストレスの多い仕事に就いている人がなることが多く、疲労感や不安感といった精神症状を伴うこともよくあります。

 

 

 

4>薬を服用している場合

 

普段飲んでいる薬の副作用で、むくみが起こることがあります。

 

むくみを引き起こす可能性がある薬には、次のものがあります。

 

非ステロイド性抗炎症剤
降圧剤
利尿剤

 

薬を服用していてむくみがある場合には、
薬の副作用によって起こっている可能性があるか、一度、主治医に相談しましょう。

 

 

 

こんなむくみには要注意
脚だけがむくんでいる。左右非対称である
片足だけがむくんでいる
翌朝になっても、むくみが消えない
急に片脚が赤紫色にむくんできた
むくみに伴い、体重が 1.5kg以上増加した
息切れや動悸、尿が出にくいなどの症状がある


 

だから、歩くのがいい和食の知識ビタミン・ミネラル活用事典あなたの知らない健康茶40歳の不都合な真実