むくみの知識

リンパ浮腫。患者数は12万人

 

からだを流れる脈管のうち、血管の閉塞によって血液の流れが悪くなったり(血行不良)、血液の供給が途絶えたり(虚血)すると、組織の細胞は低酸素・栄養不足状態となって、やがて壊死します。

 

一方、リンパは血管から組織に漏れ出た血液の成分(組織液)がリンパ管で吸収されたものですので、リンパ管は健常かつ正常な体位であれば、つねに細胞や組織の余分な水分を回収しています。

 

ところが、長時間にわたってイスに座り続けたり、ベッドに寝たままの姿勢を取りつづけたり、あるいは循環器系の病気を患っていたりすると、リンパ管への組織液の吸収やリンパの輸送が低下します。

 

その結果、リンパの流れが滞り、体内の老廃物などがスムーズに回収されないまま皮下の組織間隙に溜まってしまいます。

 

これが「むくみ」です。

 

むくみには、これら一時的に起こる生理的な腫脹状態とは別に、やけどなどで細い静脈から特異的にアルブミンが漏れ出て起こる水庖や、怪我で皮膚が化膿する前に腫れて、翌日になってもなかなかひかない病的なものもあります。

 

「むくみ」は正式な医学用語ではなく、医学的には「浮腫」(エデーマ)といい、発生原因によって、二つに区別されます。

 

一つは、心臓・血管系の循環機能低下や腎臓の排尿機能の低下などによって起こる一般の浮腫です。

 

もう一つは、リンパ流の阻害と減退が原因で組織回隙に組織液が溜まった状態を指し、これを「リンパ浮腫」とよびます。

 

従来、リンパ浮腫についての情報は一般に知られることが少なかったのですが、最近では、患者数は約12万人ともいわれています。


 

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