国際的な競技会・災害対応ロボット

国際的な競技会まで開かれる注目分野

 

国際的な競技会・災害対応ロボット

 

災害対応ロボットとは、さまざまな自然災害や大規模な事故などが起きたとき、人が立ち入れない危険な現場で調査・復旧作業を行う特殊任務ロボットのことをいいます。

 

将来的には人命救助の可能性も含め各国で熱心に開発が進められており、日本でも国土交通省と経済産業省が中心になって発足した次世代社会インフラ用ロボット開発・導入検討会が主導するかたちで多くのプロジェクトが始まりました。

 

それでは、現在、考えられている災害対応ロボットはどんな活躍をするのでしょうか。

 

たとえば豪雨や地震などによって士砂崩落が起きた場合、最初に現場に向かう調査ロボットにはマッピングに必要な高性能の撮影装置だけでなく、地盤の状況を判断する地質計測機器なども備えられます。

 

また産業用ロボットで培ったマニピュレータ技術を活かせば現場の土砂を採取して持ち帰ることも可能です。

 

復旧作業では自律走行型のロボットの導入も考えられますが、現在のところ主流となっているのは遠隔操作式の建設機械タイプです。

 

ただし、中継車を介して複数のロボットを連動させる計画があり、実現すれば復旧作業は大幅に短縮できるでしょう。

 

なお、国際的に有名な災害対応ロボットの競技会として米国の国防高等研究計画局の主催するDARPAロボティクスチャレンジがあります。

 

災害現場を想定した場所で「車を運転する」「ドアを開ける」といった8つのミッションを成功させるもので、競技の内容が必ずしも現実の災害対応と合致しているわけではありませんが、この分野の技術動向を知るのに有効であることから日本政府も注目しているようです。

 

残念ながら2015年の大会では日本のチームは好成績を残せませんでした。

 

今後は経済産業省と米国国防総省が災害対応ロボットの共同研究を進める計画もあり、国際舞台でも活躍できるロボットの実現に大きな期待が集まっています。

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