ロボットと社会の未来

ロボットは人の仕事が奪う?

ロボットは人の仕事を奪う?

 

ロボットが普及していくことで人々の仕事が奪われ、社会が混乱するのではないかと心配する声があります。

 

ロポットがもっと身近になる未来においては非常に重要なテーマでしょう。

 

ロボットの導入によって労働構造が変わり、一部の人が仕事を失うことはたしかにあるでしょう。

 

しかし同じような事象は、これまで社会のあらゆる変化によって頻繁に起きています。

 

たとえば産業のグローバル化は先進国における雇用条件を厳しくし、業務のコンピュータ化は多くの単純労働者を不要にしました。

 

それにより仕事を失った人、あるいは変えざるを得なかった人は世界中で何億人にも及ぶはずです。

 

これらの「事件」に比べればロボットによる影響ははるかに小さいと考えられます。

 

なぜなら、ロボットは溶接や塗装といった習熟が必要なうえ職場環境が過酷で人手不足に悩んででいる部門から優先的に導入され、今でも多くのロボットが「人がやりたがらない」「人にはできない」仕事を黙々とこなしています。

 

加えて、毎年新たに製造される産業用ロボットは全世界で20〜30万合程度ですから、これが数倍の規模になったとしても労働市場への影響はわずかです。

 

逆に「ロボットを積極的に活用していくことでかえって雇用が増える」と考える専門家もいます。

 

事実、自動車産業では生産ラインにいち早くロボットを導入したメーカーほど業績を伸ばし、結果として従業員数は増えているのです。

 

ロボットは産業の効率化や高速化を実現し生産性を向上させます。

 

その結果、経済規模が拡大すれば雇用は拡大していくのです。

 

もちろんロボット化以前と以後では人々の働き方も社会のあり方も変わってくるでしょう。

 

しかしそれを混乱ではなく進歩だと捉えられる国こそが、さらなる発展を遂げていくのではないでしょうか。


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